連綿

三日坊主のわたくしがブログを続けられますように、と願いを込めて。

海のなかでゆらゆらと

 

 

 暑くて寝られない。頬をなでる風のやわらかさで、秋の訪れを確信した私は、冬用の布団を引っ張り出してきた。近頃は毛布一枚だと肌寒さを感じていたので、これで快眠だと安心したのも束の間。今度は暑くて寝られない。

 すっかり目が覚めてしまった私は、スマホを手にとり特に目的もなく、なんとなくお気に入りのサイトを閲覧。そしてコラムや記事を流し読みする。あ〜文章が書けるようになりたいなぁと頭では考えているものの、何も行動に移せていないのが現状。とりあえず“書く”という作業に慣れるためにブログを始めてみようかな。

そんなことを夜な夜な考え、勢いで作ってしまった。わたくしの拙い文章が世の中へ露呈していくのかと思うと、打つ手が止まりそうになる。なので、まだ誰にも秘密。

誰かに見られていると思うとどうしてもよそ行きな、おすましした文章になる。そうすると保守的になり“書く”ことが出来なくなる。自分の書いた文章がネガティブな方向へ捉えられてしまうのを恐れてしまうのだ。批判として受け取られたら嫌だし、自慢にも思われたくない。こちらはそういうつもりは無くともそう捉えられてしまうのがSNSの怖いところである。

(学生時代に登録していたfacebookmixiにて、当時の私のアカウントは友達〜顔見知り程度まで幅広い人数が友達リストにいた。そんな中で、明日から休みだ〜うれしいみたいな投稿をしたら、休みじゃない人もいるんだからそんな投稿をするなと言われたり。お菓子作りが趣味なので作ったお菓子を投稿すると、自慢?自分で上手いと思わないと載せないよねと言われたり。こちらはそんなつもりがなくても、そう捉える人がいるんだと驚いたし、嫌味な自分と思われるのが嫌で、SNSは一度退会した。それ以降SNSは登録しても本当に仲の良い極少人数としか繋がりを持たず、そして当たり障りのない投稿しかしなくなった。)

 そんな過去もあり、発信することに苦手意識があるが、文章が上手くなるにはまず文章を書くことが大事だと思うので、このブログをひとつの勉強の場にしようと思う。そしてネットという大海原にこのブログが誕生したわけだが、ひっそりと始めているので、誰にも見つからずゆらゆらと深海を漂っている、そんな情景がしっくりくる気持ちで気楽に書いていくことにする。

 

 

と、ここまで書くのに1時間もかかってしまった。外も徐々に明るくなってきた。1日の始まりって心がスッキリする。私は完全に日が昇る前の夜と朝の間が好きで、夕方も完全に暗くなる前の日が暮れていく間が好きだ。この時間を1人で自由に散歩したいので、自分以外の人の時が止まる魔法があればなと夢を見ることがしばしば。

女性1人で暗い道を歩いていると、見ず知らずの誰かに不快な思いをすることもあれば、それだけではとどまらず事件へと化してしまう出来事とも隣り合わせな世の中だ。暗い時間帯に女性1人であてもなくふらふらと出掛けて、何も無いから大丈夫だなんて到底思えない。危険な目は意外なところにあったりもするのだ。そんな危機意識レベルの高さなので、朝晩の散歩欲はぐっと胸にしまう。それでいいのだ。

 

 

さらに30分が経過していて驚いた。

そろそろ眠くなってきたので、おしまい。